第17章 Dawn１４.不死と願い-死神-

泥｢あぁ。あの九尾のヤローだ。青い目の金髪で、オイラと"多少"カブるイケ好かない奴だ、うん。別に他の忍とそう変わらねーけど…なんか勘だよ、うん｣

飛｢なんだよデイダラちゃん…勘かよ｣


飛段もそうは言ってるものの、いつになく真面目な顔付きのデイダラを見て一応心に留めておくことにした。


鈴｢あと飛段さん、コート破けてるけど…何かあったんですか？｣

飛｢あぁ、これか？ちょっと色々あってよ｣


リンはとても心配そうな表情で飛段を見つめている。


飛｢心配すんなって！何ともねーから｣


飛段はニカッと笑いながら右腕をグルリと回して見せた。

やはり不死身だからだろうか、先日の戦闘で負った火傷も飛段の身体からはもう消えており、完治していた。

しかし、今ここでリンに"戦闘中に火傷した"なんて言ってしまうと、もっと彼女を心配させることになるので、飛段はあえて言わなかった。

そんな飛段の考えをわかっていた角都はただそれをじっと見守る。


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