第17章 Dawn１４.不死と願い-死神-

角都は空を黒く覆う程の大量のカラスの急襲にも全く動じていない。


飛｢イタっちゃんか！？もしかして援護！？｣

角｢いや、イタチの術ではない｣


そんな相方とは真逆で、驚きはしたがまるで緊張感がない飛段。

すると、角都の前に顔に傷を負った何者かが現れ、黒い剣を彼に向けた。


角(黒刀！！)



キュイン！！！



顔面にとんできた刀。

角都は瞬時に避け、かすったものの顔の一部を硬化して防ぐ。

しかし、その衝撃で思わずイズモとコテツの首を放してしまった。


飛｢チィ！｣


すぐにカラスの大群から出た飛段と角都。

カラスたちは濡羽色の羽根を撒き散らし、白い煙と共に消えた。


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