第17章 Dawn１４.不死と願い-死神-

飛段の首が血飛沫と共に飛んだ。






　 ゴッ



カランカランーー…



飛段の頭部とジャシン教のネックレス、額当てが地面にぶつかる。

影縫いを解かれた身体はグラリと大きく揺れた後、ドサッと地面に倒れた。


角｢チッ…。だから気を抜くなと言ったんだ…｣


角都はそれ以上イズモとコテツとの小競り合いをやめ、後ろへジャンプして引き下がる。


角｢手助けが欲しければ、こうなる前にもっと早くに言うべきだったな｣







飛｢ッざけんなコラァ！！てか遅せーんだよ、角都ッ！！もしかしてわざとかテメー！！ザコにつっかえてんじゃねェぞゴラァ！！｣


｢｢｢！！！？｣｣｣


あまりの衝撃に唖然としてしまうアスマ班。


それもそうだろう。

飛段は首一つで角都の方をギロッと睨みつけながら大声で喚いているのだから――…


角｢フンッ…｣


少し離れた場所で、角都は慌てず騒がず一度目を閉じて鼻で笑った。


角｢最初に手を出すなと言ったのはお前だ…。それに…今調子に乗って吠えれる立場か？｣


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