【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第17章 Dawn14.不死と願い-死神-
飛「無益な殺生はしねーってか?だがこっちの宗派じゃそうはいかねェ!」
飛段も眉間にシワを寄せ、三刃の大鎌を構えた。
角「"火の国に火ノ寺あり"と謳われた忍寺だ。僧侶は皆、"仙族の才"と呼ばれる特別な力を操ると言われている」
角都は落ち着いた様子だが、瞳だけをギラつかせて地陸を見つめている。
そんな角都だが、飛段も彼の話に興味があるらしくおとなしく耳を傾けた。
角「特に、あの3000万両は火の国の大名を守る"守護忍十二士"にも選ばれたこともあるエリート忍者だ。あの火の国の紋が入った腰布がその証…」
飛「へぇ~。それってすげーの?」
ニヤリと笑みを浮かべながら横目で角都を見た。
角「気を抜くな。死ぬぞ」
飛「…だっから俺にそれを言うかよ!角都!」
飛段と角都は同時に地を蹴り、走り出す。
飛段の赤い大鎌が地面に突き刺さり、砂ぼこりを撒き散らしながら一直線に地陸へと向かっていった………
_