第16章 Dawn１３.大罪と復讐

鈴｢そういえば、何か用があって来たんですよね？｣

斑｢あぁ。話があってな｣


マダラはリンをじっと見つめて言う。

リンは深刻な話なのだろうかと、ゴクリと息を飲み込んだ。

マダラは"そう身構えるな"と笑った。


斑｢言わなければならないことができただけだ｣

鈴｢…？は、はい｣


リンは一度首を傾げた。


斑｢復讐がどういうことか…お前にもその本当の意味がわかっただろうと思ってな｣


リンは固まってしまい、思わずうつむく。


斑｢傷つけては傷つけられの繰り返し。やられたらやり返したいと思うのは当然のことだ。やった後はすっきりするだろう。人が感情を持っている限り…この世に人が存在する限り…復讐はなくならない。だが復讐は次の復讐を生み、そしてまた復讐が生まれる。ペインがいつも言っている憎しみの連鎖だ｣


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