【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第16章 Dawn13.大罪と復讐
途中で小南は涙を流す。
ペインは拳を握ってうつむいていた。
リンも涙を浮かべ、泣くのを堪えている。
鈴「あと、みんなにも伝言言っていったの。"平和な世界をあなた達がつくり上げると信じている"って…」
メンバーも唇を噛み締める。
鈴「俺たちは家族だって…だから寂しくないだろう?って…長門兄らしいでしょ?」
リンの声が弱々しくなり、震え出す。
鈴「長門兄は今までずっと…私たちのこと見ててくれてたんだよ?でもね…長門兄は優しいからーー…」
リンの瞳から手に雫がポタリと落ちた。
鈴「これからも…ずっと…天国で見守っててくれるって…っ」
小南が泣き崩れる。
それをペインが抱きしめ、涙を我慢しながら震えていた。
鈴(長門兄…私、ちゃんと伝えたよ…?)
まっさらな白い天井を見上げた。
吹き抜けるはずのない風が頬を撫で、部屋を抜けていった。
鈴(うん…。どういたしまして、長門兄…)
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