第16章 Dawn１３.大罪と復讐

長｢俺のことで…雨隠れに報復しに行ったんだろう？｣


リンはその瞬間、ハッとした。



半蔵に復讐するために雨隠れへ赴き、山椒魚の毒にやられていた。

それをはっきりと思い出した。

それと同時に、なんだか長門の顔を見れなくなってしまい、またうつむいた。


長｢もう時間がないからあまり言えないけど…そんなことに命を賭けちゃいけないよ｣


長門はさっきよりも真剣な眼差しでリンにはっきり強く言った。


鈴｢長門兄…｣


しかし、リン達は彼のためでもあるこの復讐に命懸けで挑んだ。

だから、そんなすぐに頷けない。


鈴｢でも…！お兄ちゃんも小南姉も長門兄のためｎ[長]｢リン、よく聞け｣｣


長門は今度はリンの頭を撫でた。


長｢ペインや小南、もちろんリンにもまだ未来がある。世界を平和にするって夢もあるんだろう？だから…もう死んだ俺なんかのために大切な命を懸けて欲しくない…。夢を諦めて欲しくない…。大事な仲間を悲しませて欲しくない…。精一杯、生きていって欲しい｣



長門は真剣にじっとリンの目を見て、自分の本当の気持ちが伝わるように強くそう言った。


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