【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第16章 Dawn13.大罪と復讐
しかし、よくよく考えてみればわかることだった。
長門はもう死んだはず――…
つまり、長門が"ここ"にいて自分も"ここ"にいるのなら、答えは自ずと見えてくる。
しかし、なぜ自分がここにいるのかわからない――…
否、思い出せない。
鈴「私…死んじゃったのかぁ…」
しかし、リンはそれほど驚きもしなかった。
というより、何だか無気力な感じだった。
長「何て言うか…正確には生死の狭間…かな」
少し考え、苦笑いしながら長門は答えた。
鈴「生死の狭間?」
長「うん。リンは生きてもないし死んでもないってこと」
"生きてもないし死んでもないなら私は何なのだろう"と考えてしまうリン。
すると、長門がまた真面目な顔つきでリンに言い聞かせるように言った。
長「リンはまだ死んでない。だから帰るんだ」
鈴「帰るって…どこに…?」
長「そんなの決まってるだろう?」
キョトンとしているリンに、長門はニコリと微笑んだ。
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