第16章 Dawn１３.大罪と復讐

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身体が…

フワフワするーー…


変な感じーー…


立ってるみたいだけど…

よくわかんない感覚ーー…


ここはどこ…？

私ーー…

何してたんだっけーー…





｢リン…？｣


リンを後ろで呼ぶ声が聞こえた。


鈴｢誰…？｣


振り返ると、長い赤髪で紫色の瞳をした青年。


鈴｢長門…兄………？｣


長｢やっぱりリンか！｣


青年は長門。

彼はニカッと笑い、リンに近付いてきた。

思わずリンも走り出して長門に飛びつく。


鈴｢長門兄ッ！！｣


長門は抱き着くリンを受け止め、昔と同じように優しく笑った。

リンはなぜそこに長門がいるのかは全くわからなかった。

でも、長門にまた会えたことが今はとっても嬉しかった。


長｢大きくなったな｣

鈴｢うん！｣


ニコニコと笑うリンを見てしみじみ言う長門。

長門はリンの頭をくしゃくしゃ撫でてくる。

これもあの頃と同じだった。


長｢こうして会えたんだ。リンの話たくさん聞きたい｣

鈴｢うん！私もいーっぱい話したい｣


リンは両手で大きな円を描くようにうーんと広げる。

そして、二人とも並んで座り、リンは色々なことを話した。


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