第16章 Dawn１３.大罪と復讐

マダラはガチャリと医務室の扉を開けた。


痛｢マダラ…｣


振り返ったペインは不安そうな顔をしてリンの眠るベッドの横の丸椅子に座っていた。


斑｢リン…｣


マダラはリンのベッドに腰をかけて彼女の手を握り、魘されながら苦悶の表情を浮かべるリンの顔を心配そうに見つめた。


痛｢サソリが解熱剤を投与してから多少落ち着きはしたんだがな…｣

斑｢そうか…｣


マダラはペインの方に向き直る。


斑｢あれからずっとここにいたんだろう？少し休め。顔色が悪いぞ｣

痛｢あぁ…。お前が戻ったらそうしようと思っていた｣

斑｢他のメンバーは？｣

痛｢今、サソリが解毒薬をつくっていてな。その手伝いだ。交代で仮眠を無理矢理取らせている｣

斑｢そうか｣


マダラは再びリンの顔を見つめ、頬を撫でる。


斑｢あと12時間か…｣

痛｢今はリンとサソリを信じるしかない…｣

斑｢そうだな…｣


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