• テキストサイズ

【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第16章 Dawn13.大罪と復讐





そう言いつつも、彼らはみんな笑っていた。

仲間を思い、マダラだけを行かせた先程の自分たちのように、今度は彼も同じ気持ちなんだとすぐにわかった。


斑「いや、俺は借りをつくっておきたくないだけだ」

鼬「そういうことにしておこう」


振り向かずに前だけ見据えているマダラ。

素直じゃない彼に、イタチも思わず口角を上げる。

しかし、こんな言い草も本心ではないことくらいメンバーはわかっていた。


斑「ペイン、リンを頼んだ」

痛「それはお前が言うことか?俺の妹だぞ」


ペインは冗談混じりにマダラの背中に言う。

マダラも振り返らずにフッと笑った。


鈴「マダラ…さん…」


その時、リンの小さな声が聞こえた。

メンバーもハッとして彼女の方を向く。

呼吸もままならないのに、リンはマダラの方をじっと見つめて笑みを浮かべていた。


鈴「………待って…ます…」


マダラもリンの方に振り向き、安心させるように微笑みながら大きく頷いた。


_
/ 1381ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp