• テキストサイズ

【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第14章 Dawn12.芸術と約束-比肩-





――――――――――…



痛「ここだな」


目的地に着いたメンバーはぞろぞろと中に入って行く。


鈴「デイダラ…さん?」


中に入り、最初に目に飛び込んできたのは、冷たい岩に囲まれた中で下を向いたままへたり込んでいるデイダラ。


泥「来るのが遅せぇんだよ、お前ら…」


震えた声でそう言ったデイダラの腕の中には、変わり果てた姿のサソリがいた。


飛「う、嘘…だろ…」


己の目に映る光景を信じられなかった。

最早顔面蒼白で全身の力が抜けていく。

メンバーはしばらくその場に立ちすくんでしまった。

しかし、ペインは血が出そうな程拳を握り締め、唇を噛み締める。


痛「…誰にやられた?」


ペインの怒りのこもった低い声が響くと、デイダラの頬に涙が一つ伝う。


泥「木ノ葉と…砂の…」


そう言いかけたデイダラの身体がフワリと左へ傾き、地面にドサッと倒れた。


飛「デイダラちゃん!!」

小「デイダラ!」


二人がデイダラに駆け寄り、飛段が倒れた彼の身体を起こす。


_
/ 1383ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp