第14章 Dawn１２.芸術と約束-比肩-

鈴｢結構時間かかったんだね｣

痛｢あぁ。すまないな｣

小｢六尾が山奥にいて探索に手間取ったのよ｣


六尾を狩り終えたペインたちは昼頃までアジトで待機していたメンバーたちと合流した。

空は青く、春らしい陽気に包まれていた。


角｢狩った六尾はどうした？｣

痛｢ゼツに任せてある。心配はいらない｣

斑｢とりあえず話は向こうに着いてからだ｣

鼬｢その方がいい。サソリさんは待つのも待たされるのも嫌いだからな｣


イタチの言葉に、メンバーは急いで目的地に向かった………





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飛｢お！やっと見えたなァ！｣


しばらく走っていると、あの丘が見えてきた。


小｢変ね…｣


何か異変に気付いた小南がポツリと言った。


鬼｢どうかしましたか？｣

小｢崩れてるのよ。私たちが六尾を狩りに行く前に通った時は、こうなってなかったわ｣

痛｢確かにそうだ。あの場所で戦闘があったのかもしれない｣


何か嫌な予感がしたメンバーは自然と走る速度が上がった………


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