第13章 Dawn1１.芸術と約束-憧憬-

サソリの冷たい手がデイダラの頬と手の間を力無く滑り落ちた。


泥｢だん…な…？｣


同時に、デイダラの目から雫がポタリと１つ落ちた。


泥｢どうしたんだよ…？なぁ…起きろよぉ、旦那ぁ…。まだ話…終わってねぇだろ…？この後オイラに説教垂れんじゃねぇのかよ…っ。なぁ…！旦那…サソリの旦那…っ｣


デイダラはサソリの身体を必死に揺さぶる。

涙が止まらない。

雫は地面を濡らし、サソリに雨のように降り注ぐ。


泥｢オイラ、まだここにいるよ…｣


溢れ出て来るその雫がサソリの頬を伝った。


泥｢サソリの…旦那…っーー…









































だんなぁあああああーーー…っっ！！！！！｣


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