【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第13章 Dawn11.芸術と約束-憧憬-
しかし、街は爆破が起こる前と何ら変わらぬ様相でそこにあった。
我「………ハア…ハァ」
それもそのはず。
上空には街を全て覆いつくす程大きな砂の盾―…"空砂防壁"が爆発を防いでいた。
我「ハア…ハア…」
我愛羅は一気に大量のチャクラを消費したせいで肩を上下に大きく揺らしながら呼吸していた。
我愛羅を包むようにあった球体には少し大きめの穴が開いていた。
本来、その部分にあるはずの我愛羅特別製の砂が盾となり、里を守ったのだ。
泥「………」
粘土製の鳥の上に立ち、しばらくその様子を見下ろしていたデイダラ。
彼は街を爆破できなかったにもかかわらず、我愛羅の盾に開いた穴を見てニンマリと笑みを浮かべる。
泥「はい、射程圏、うん…!」
真っ白い鳥が絶対防御の穴から我愛羅目掛けて飛んで行く。
泥「喝ッ!!」
我「!?」
ボフッ!!!
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