【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第13章 Dawn11.芸術と約束-憧憬-
C3は黄色い光を放ち、ボンッと巨大化する。
そして、両腕を広げ、月光を浴びながら口を大きく開けた。
泥「昔、一度だけ見たことがあんだ…」
デイダラは数年前を思い出す。
両手を広げ、太陽を背にしながら敵を一瞬で吹き飛ばした、あの男の神々しさと紫色の瞳をーー…
泥「それを見てこいつを作ろうと思った。両手を広げ、一瞬で全てを吹っ飛ばす…」
それは街を覆い隠し、大きな影を落としながら風を切って真っ直ぐ落ちる。
ゴゴゴゴゴゴ――――…
加速をつけ、どんどん街に落下していく。
「離れろおぉぉおーーーッッ!!!」
泥「遅いね…」
_