【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第12章 Dawn10.仲間と宝物
だが、そんなことを全く知らない飛段は目をキラキラさせ、角都を尊敬の眼差しで見つめている。
飛「やっぱ角都はすげーな!エスパーじゃね!?」
そんな飛段をよそに、角都はずっと目の前のお金を数えるのに没頭している。
飛段はそんな角都を少し見つめ、何を思ったかニシシッと笑った。
飛「なんだかんだ…ここまで俺がやってこれたのもお前のおかげだと思ってんだぜ、俺ァ!…っつーことで!これからもよろしくな、かーくず!頼りにしてるぜ!!」
すると、飛段はお金を握っている角都の拳に自分の拳をコツッとぶつけた。
角「…!?…あ、あぁ。頼む、飛段」
一瞬何が起きたのか理解できる範疇を超えて驚いた角都。
そして咄嗟に出た"頼む"の一言。
そんな相棒の言葉に、飛段は明るく笑う。
角「だが、俺の癪に触るようなことをしたら容赦無く殺すぞ」
飛「それをまた俺に言うかよ、角都ゥ…」
それは普段の定番なやりとり。
しかし、今回は何だかいつもと違い、見えないマスクの裏で角都が笑っていた気がした飛段だった………
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