【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第12章 Dawn10.仲間と宝物
鼬「リーダーたちの過去を聞いた時も素直に悲しいと思えた。自分ではない誰かのことで…そう思えたんだ」
鬼「私もそうでした。きっと他の方々もそうだったと思いますよ。あの時からリンさんは私達の心を変えていたのかもしれないですね」
鼬「リンのおかげだな…」
すると、急にイタチは微笑んで鬼鮫の前に手を差した。
鼬「これからもよろしく頼む、鬼鮫」
唐突過ぎて思わず目を丸くした鬼鮫。
しかし、すぐに彼も手を前に出すと固く握手をする。
鬼「こちらこそよろしくお願いしますよ、イタチさん」
改めて握手してみて、恥ずかしいと思いながらお互いを見た。
二人とも同時に顔を上げたため、相手も自分と同じ気持ちなんだとすぐにわかった。
鼬.鬼「「ぷっ…」」
それがまたなんだかおかしくて思わず笑ってしまった二人の間には、これまで積み上げてきた確かな絆があった………
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