【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第11章 Dawn9.過去と傷痕
ペインの拳に力が入る。
痛「そして、最初は俺に"眼を差し出せ"と言ってきた。その言葉を聞いた長門は半蔵の元へ一人で行き、『ペインには妹がいてその子を守らなければいけない。だから差し出せない』、そう言ったんだ」
鈴「お兄ちゃん…もう…」
思い出したくないのか、リンはペインの話を止めようとした。
しかし、ペインは感情を押し殺して淡々と話を続ける。
痛「だが、半蔵はそうなることを予想していたのだ。そして、半蔵は長門に言った。『そいつの輪廻眼を奪われたくなくばお前の目を両方差し出せ』とな…。もちろん、長門は断ろうとした。だが、あいつは他の人間よりも人一倍優しいやつだった…。今断ってしまえば俺たちに危険が及び、また争いが始まり兼ねないと判断したのだ。そして、その場で目を差し出した後…殺された」
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