【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第11章 Dawn9.過去と傷痕
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夜。
皆が寝静まり、月明かりだけが煌々と静かに輝きを放ち、外を照らしていた。
時刻は午前2時前。
ペインはなんだか寝苦しく、いつものようには寝付けなかった。
その時、家の塀の周りに人の気配をふと感じたペインは障子を少し開けて周りの様子を見た。
父の部屋に橙色の明かりがついているのが真っ先に目に入った。
ついつい気になってしまい、そろそろと忍び足で父の部屋の前まで行く。
その場にしゃがみ、声に耳をそばだてて話を聞いた。
「敵が周辺にいるのを確認しました」
父「数はどのくらいいる?」
痛(敵…?父さんは部下と話してるのか?)
部下「おおよそ、20から30かと…」
痛「ッ!?」
痛(に…2、30人!!?)
あまりの驚きに思わず声が出そうになり、慌てて右手で自分の口を塞いだ。
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