【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-
痛「俺が復讐の話をしたからといって、何もここに復讐をしに来たわけではない。俺がここに来た理由…まず一つに"九尾"…お前だ」
ナルトはギリギリと歯を軋ませながらペインを睨みつける。
痛「さっきも話したように、今起きている大なり小なりの戦争で、その目的―…利益獲得の対象となっているのが尾獣だ」
ナルトがハッとしてピクリと反応すると、ペインはフッと笑った。
痛「わかったようだな。…そう、戦争の原因が尾獣ならそれをさっさと葬るまで。そしてもう一つ、俺がここに来た理由……それは…」
空気が変わり、ペインの表情が無になる。
ナルトは目を見開き、思わずビクリと身体を震わせた。
痛「お前たちに"痛み"を知らしめるためだ」
ナルトは目を見開いたまま硬直している。
それ程までに、ペインの輪廻眼はおぞましさと、それに相反するような熱い志を秘めていた。
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