第28章 Dawn２３.神と世界-理想郷-

小南はうつむいてハァと深く溜息をつく。


蠍｢さっきのあのデカい術…多少のリスクがあるみたいだな｣

鈴｢多少どころじゃないです…｣


リンはうつむき気味に呟いた。


小｢六道に与えていたチャクラを全て自分に集中させ、術を発動すれば確かに効果は大きいわ。でも、それと同じくらいリスクも大きい…。使い過ぎれば彼の命に関わる｣


メンバーの表情がだんだんと険しくなっていく。


佐｢そういうことか…。だからお前らあんなに食ってかかったのか｣

鼬｢だが、その事実を知っていた上で術を発動させた…。リーダーはーー…｣


小南はコクリと頷く。


小｢それだけ彼が本気だってことよ｣


この戦いに対するペインの覚悟と決意は自分達の思っていた以上に強かった。

木ノ葉との戦いは、世界を平和にするための第一歩。

だからこそ、この戦いでペインは自分の信念と仲間の思いに懸け、絶対に勝たなければならない。


泥｢オイラ、やっぱ加勢に…｣

蠍｢何言ってんだ。これは命令だ。さっきの話聞いてなかったのか？｣

鬼｢ですが…｣


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