【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-
すると、彼らを口寄せした小さな老蝦蟇―…"シマ"がナルトの前に降り立った。
フカサク「どういうことじゃ母ちゃん!」
すぐさま同じく老いたお爺さん蝦蟇―…"フカサク"がシマに食ってかかる。
フカサク「なして木ノ葉に口寄せせなんだんじゃ!?」
シマ「ここが…木ノ葉隠れの里じゃ」
シマは顔を上げ、強い眼差しで言い切った。
ガマ吉「どういうこおじゃ、シマおばぁ!?」
シマ「辺りをよう見てみんさい」
サー…と風が吹き、煙が晴れていった所にあったもの――…
それを目にした瞬間、彼らの目が変わった。
鳴「!!!」
ガマ吉「まさか!?」
視線の先には、歴代火影の顔岩。
それは有無を言わさず、ここが木ノ葉隠れの里であることを示していた。
ナルトは目を見開き、愕然と顔岩を見つめる。
シマ「誰がやったかは明白じゃ…。自来也小僧の肩にいた時と同じものを感じる」
ザッ!
砂煙が晴れてゆき、ペインはナルトの前に立ちはだかる。
ナルトはペインを見た瞬間、その表情をどんどん怒りへ変えていった。
痛「捜す手間が省けたな」
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