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【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-





バサッ――――…



サスケの隣へと、風に黒外套を靡かせ、音も無く不意に舞い降りた黒い影。

綱手はその人物を目の当たりにし、初めて自分の大きな誤解に気付いた。


鼬「五代目火影―…綱手様、サスケが世話になったようで…」

綱「うちは……イタチ…!」


皮肉るイタチだが、周囲はその存在にザワついた。


「なぜあいつが!?」

「あの火遁の球はサスケの分身がやったんじゃなかったのか!!?」


綱手は目を大きく見開き、暗部も驚嘆の声を上げた。

イタチは無表情で写輪眼を敵に向けている。


佐「兄さん、ダンゾウの言った通りだ。あいつは俺の処刑に賛同した」


サスケは綱手を指差し、そう言った。

イタチはハァと溜息をつき、サスケの肩に手をポンッと置く。


鼬「俺は…今まで何を守ってきたんだろうな」

佐「兄さん…」


イタチは悲しげな微笑みをサスケに見せると、今度は冷静に真っすぐ綱手を見つめた。


鼬「綱手様、アナタの返答次第で今後の木ノ葉への対応の仕方が変わります」


綱手は怪訝そうに眉をひそめる。


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