【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-
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パサッ
とある建物の広い屋上。
この建物は、"火"という文字の入ったドーム状の建物。
その屋上に何の前触れもなく降り立ったペイン。
そこには、火影を中心に4人の暗部がいた。
「後ろ!」
暗部がすぐさま振り返ると、綱手もゆっくり振り向いた。
ペインがおもむろに顔を上げる。
痛「お久しぶりです、綱手様…。三忍も今やあなただけだ」
その薄紫の輪廻眼は綱手だけを冷たく映し出す。
痛「少し、アンタと話がしたい」
綱手は一瞬だけ眉をピクリと動かした。
綱「お前は確かあの時の……雨隠れのガキ…」
痛「覚えていたようだな」
ペインはフンッと鼻を鳴らす。
「知っているのですか?」
綱「少しな…」
「何者です?」
綱「………秩序を正す"神"だ」
「どうやら普通ではなさそうだ」
狐の面をかぶった暗部の男が呟いた。
痛「うずまきナルト―…九尾はどこだ?」
綱「さあね…」
ペインはしらばっくれる綱手から目を離さない。
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