【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-
すると、イタチはギロリとマダラに鋭い視線をぶつけた。
鼬「だが、なぜお前がイザナギを使える?完全に術を発動させるには千手のーー…[鈴]「それより左目は…!?」」
マダラはリンに顔を向けず、うつむいたまま言う。
斑「あぁ…。もう見えない」
リンはショックでその場に立ち尽くす。
受け止めがたい現実だった。
頭の中が真っ暗になる。
目が見えない――…
それは瞳術を扱う者にとって、その力を丸ごと失ったに等しい。
リンは唇を噛み、拳をグッと握り締める。
鈴「何でそんなことを!!」
リンはありったけの声を張り上げる。
鈴「あなたにとって眼は最大の能力です!!これからどうするつもりですか!?ここで死ぬつもりなんですか!?私よりあなたの眼の方がずっと価値がある!何で私を助k[斑]「お前より価値のあるものなどこの世にない…ッ!!」」
マダラの声がリンを遮った。
斑「俺は…お前を守るためなら!腕や脚の一本や二本!ましてや眼など…失ったって構わない!」
鈴「!」
斑「俺にお前を失った世界で生きろと言うのか?そんなの死んでいるのと同じだ。リンのいない光のない世界で、俺はどうやって生きていけばいい?失うものは失った。もう何も失いたくない!俺はこの世界でお前を"守る"と決めたんだよ…リン」
_