【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第9章 Dawn7.想いと正体
鈴「あの…」
返答はもうわかっていた。
マダラはじっと次の言葉が来るのを堪える。
それ以上、聞きたくない。
マダラは思わず拳を握り締めた。
鈴「フリをしてきただけかもしれませんけど、それもあなたの一部ですよね?だったらそれでいいですよ」
不安だらけの心を吹っ飛ばすようにリンがにっこり微笑んだ。
鈴「どんなあなたでも、私は受け入れたいと思ってます」
マダラは目を丸くする。
リンは笑顔を崩さないまま元気よく首を縦に振った。
斑「お前は…どうしてそこまで…」
鈴「あなたのそばにいたいから…」
リンがまた笑う。
その笑顔のおかげで全ての不安が一気に吹き飛び、マダラもすぐに微笑む。
斑「そうか…」
マダラは優しい眼差しでリンを見つめると、リンも嬉しそうに微笑む。
鈴「私は…あなたがどんな人であってもそばにいます。だって私…あなたのことがーー…!?」
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