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【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-





――――――――――…



ギィ―――…



マダラは鉄の重たい扉を開けた。

頑丈そうな鍵のような物が取り付けてはあったが、この襲撃で壊れていたためすんなり入ることができた。

中は大ホールのように広く、壁も床も真っ白で綺麗にしてあるが、そこには異様な光景が広がっている。


鈴「な、何ですか…これ…」


マダラと一緒に奥へ歩くリンは思わず顔をしかめた。

ホールの中には、人一人が入れるぐらいの大きさのグレーのカプセルがズラリと何列も並んでいる。

しかも、その中には目を閉じて動かない人間が横になっていた。

その人間はみんな顔色が真っ青で生気がない。


斑「冷凍カプセルに入れられた死体か…」


マダラはポツリと呟き、ぐるりとホールを見回した。


斑「中に入ってるのは全て死体だな。隠れてる奴もいない。次へ行くぞ、リン」

鈴「待って…」


リンはある一つのカプセルの前に立っていた。

その表情はカプセルの中の死体を見つめたまま止まっている。

マダラも不思議に思い、リンの隣に行って中を覗いた。

カプセルの中にあったのは、30代後半ぐらいの男の死体だった。


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