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【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第28章 Dawn23.神と世界-理想郷-





拳が落とされた場所は地面が陥没し、修羅道がプスプスと潰れている。

そして、ペインを取り囲むようにしてまた忍が二人瞬時に現れた。


案「ありがとうございます、チョウザさん、チョウジ」


すると、カカシが瓦礫から顔を出した。

彼は助っ人に礼を言うと、チョウジとその父―…"秋道チョウザ"が振り返って頷いた。

カカシは彼らの隣に立つが、少し息が切れている。


痛(トラップ影分身…。最初に瓦礫から出て来た奴はフェイクか)


ペインはカカシを見つめる。


痛(だが、かなりチャクラも消費しているな)


ペインはカカシ達の方に走り出すと、周りの忍が一斉に攻撃を仕掛けた。

走るペインに向かって来る、鎌、風遁、手裏剣――…


しかし、それらがペインの視界に入った刹那、その意味は全て失くなった。


痛「神羅天征…」


ペインを中心に、再び瓦礫と砂塵が空高く吹き飛ぶ。

あまりの威力に為す術なく忍達は地面にたたき付けられた。


痛(気配はするが…)


しかし、その忍達の中にカカシやチョウジの姿はない。


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