【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第27章 Dawn22.神と世界-桃源郷-
しかし、頭が落ちた鈍い音もしない上に血の臭いもしない。
ましてや、赤い鮮血が飛び跳ねてもいなかった。
サスケは身体が宙に浮いた感覚がしていて、なぜだか身体が温かかった。
それは自分の体温を感じるからではなく、心地好く優しい人の体温を全身に感じていたから。
サスケはゆっくりとまぶたを開ける――…
鼬「サスケ…」
佐「……兄、さん…?」
鼬「間に合って良かった…」
視界いっぱいに映ったのは、安堵感に満ちたイタチの優しい笑顔。
目隠しは既にイタチの手の中にあった。
イタチはギロチンがサスケの首を切り落とす直前に風魔手裏剣を投げ、刃が落ちるのを防いでいたのだ。
風魔手裏剣はギロチンの刃と首枷の間にちょうど挟まっている。
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