第27章 Dawn２２.神と世界-桃源郷-

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断頭台は目の前。

白い階段を50段程登った所にそれはある。


団｢まずはサスケからだ｣


サスケは暗部の人間に無理矢理引っ張られ、階段の前まで来させられた。


佐｢放せ、くそ！｣


サスケも最後の抵抗と言わんばかりに手錠を外そうと暴れる。


｢暴れるな！｣


サスケはみぞおちを膝蹴りされ、その衝撃で一瞬息が止まった。

目隠しをされて相手の動きが読めず、防御も受け身も取れない。


佐｢ゲホッ！ゴホッ！！｣

｢早く立て！｣


地面に手をついて咳込んでいるサスケを引きずるように立たせ、断頭台への階段を登らせる。

後ろでは香燐の泣き叫ぶ悲鳴、水月と重吾が必死で抵抗している罵声が聞こえる。


佐(運も尽きたな…)


サスケは一段一段登る度に、今までの出来事が走馬灯のように頭の中で回想されていく。


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