【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第27章 Dawn22.神と世界-桃源郷-
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高い金属音や鈍い音が周囲を包んでいる。
鬼「暗部はやけに増援が早いようですよ…!」
鼬「昔からそうだっ」
イタチと鬼鮫は更に増えた増援を相手に、橋を伝い落ちながら敵と戦っていた。
鬼鮫が鮫肌を振り回す度に、橋がグラリと揺れる。
鼬「あまり騒がしくするな。他に気付かれる」
鬼「わかってます、よッ…」
至る所は鮫肌に削られ、木の破片が落下していく。
イタチがバババッと手裏剣を投げつけると、暗部が数人落下していった。
そして、二人とも近くの橋の上に着地すると、暗部の忍も取り囲むように橋に降り立った。
その橋の周りにも、大勢の暗部達が目を光らせている。
鼬「埒があかないな」
鬼「ここはお任せを、イタチさん」
鬼鮫は鮫肌を肩に担ぎ、口角を上げていた。
鬼「私が食い止めますので…イタチさんは早く下へ」
鼬「鬼鮫…」
鬼鮫はフッと笑った。
鼬「…すまない」
鬼「謝るなんて、らしくありませんよ」
鬼鮫が優しく笑うと、イタチは力強く頷いた。
鼬「任せたぞ!」
ダッ
二人は同時に地面を蹴った。
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