第27章 Dawn２２.神と世界-桃源郷-

斑｢もし、この戦いで世に平和が訪れるならーー…｣


マダラは目を閉じてフッと微笑むと、一歩前に出て橙色の仮面をつけた。


斑｢お前たち…｣


メンバーは頼もしい彼の背中をじっと見つめる。

すると、仮面の下でマダラの紅蓮の瞳がギンッと輝いた。


斑｢これが最後の任務だ。一人たりとも欠ける事は許さん｣


ペインの思念波を通し、アジトにいるゼツにも、今だ戦闘中のペインと小南にも、そして、その場にいるリン、イタチ、鬼鮫、デイダラ、サソリ、飛段、角都にも――…

全員にマダラの言葉が響いた。


斑｢この世界―…暗黒の夜に、朝を、光を、太陽を……暁を！｣


メンバーの心が一つに重なる。

姿が見えなくても、心は繋がっている。


メンバーはしっかりとした眼差しで同時に大きく頷いた。





斑｢散…！｣



ザッ―――――…




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