【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第27章 Dawn22.神と世界-桃源郷-
痛「いよいよだ…」
いつの間にか、ペインの後ろには小南と六道達。
黒い外套が風に靡く。
痛「木ノ葉は里の地中と上空を含め、球状の結界を張っている」
小「無断で侵入した人間はすぐに感知される仕組みということね」
ペインは小さく頷く。
痛「作戦通り、畜生道を木ノ葉上空へ投げ込むぞ。敵にこっちの人数を誤認させて撹乱する。畜生道からの口寄せを待て」
すると、修羅道が小柄な畜生道を持ち上げた。
小「イタチと鬼鮫は簡単に入り込んだらしいけど…」
痛「イタチは木ノ葉の暗部だった男だ。結界を通り抜ける暗号を知っていた。俺には俺のやり方がある」
ペインが静かにそう言うと、畜生道が足にグッと力を入れた。
そして、修羅道がそれに合わせ、畜生道をロケットのように上空に投げ飛ばすと、畜生道はすぐに印を組んだ。
痛「里の壊滅はサスケを助けてからだ」
小「わかってるわ」
上から木ノ葉に入り込んだ畜生道は建物の屋上に着地し、6人全員を口寄せした。
痛「ゼツの情報が確かならサスケは地下の牢獄にいる。先に俺とお前はそこへまわるぞ、小南」
小「六道は?」
痛「九尾探索と陽動だ」
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