【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第26章 Dawn21.師匠と弟子
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同時刻、雨隠れの里。
塔内部の薄暗い部屋の中、天井の電球は青白い光を煌々と床に注ぎ、一本の青紫の柱を立たせている。
その光の柱の四方に、それぞれ一つずつ低いソファーがある。
そのソファーに、ペイン、小南、リンが座り、静かに誰かを待っていた。
すると、だんだんと足音が聞こえてきてその主が部屋に姿を現した。
鈴「マダラさん」
斑「ケガはないか?リン」
現れたのはマダラ。
鈴「大丈夫です」
斑「そうか…。よかった」
リンが笑顔で答えると、マダラも安心したように微笑んだ。
痛「アジトは?」
斑「サスケと水月が来ているぐらいで変わりはない。全員、今日の任務も終えた」
痛「そうか」
マダラは空いているソファーにドサリと腰を下ろした。
そして、前に座るペインに目を細める。
斑「で、ここに自来也が来たというのはどういうことだ?」
マダラはここへ呼び出された時、小南が飛ばした紙飛行機でその事を知らされていた。
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