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【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】

第26章 Dawn21.師匠と弟子





すると、自来也の右肩に乗っているお爺さん蝦蟇―…"フカサク"が柔らかい物腰で口を開いた。


フカサク「で…どこにおるんなら。その…輪廻眼は。ワシには見えんがの」

自「透明化する口寄せ動物の中に入って姿を隠しとります。一応、探知結界は張っとるんですがの」


自来也が口早にそう言うと、左肩にいるお婆さん蝦蟇―…"シマ"がとっさに印を組んだ。


シマ「そんなんではラチがあかん!生物探知でこっちから一気に引きずり出しちゃる!」


フカサクとは違い、耳をつんざくような声を高々と上げたシマは、自らの長い舌を伸ばす。

その舌には顔のようなものがついており、クンクンと鼻をならしている。


シマ「見つけたで」


シマはその舌をビュンと一気に素早く伸ばした。

その舌は畜生道を隠しているカメレオンにきつく巻き付いた。

すると、舌に出来た無数のイボイボから黄色い酸の液体が噴出し、カメレオンの皮膚がジュウウとただれた。


「ギィイイイイィイイ!!!!!!!」


思わず耳を塞ぎたくなるような甲高い金切り声が上がった。

しかし、シマはそのままカメレオンをたたき付けた。

舌を離すと、フカサクが細く切れ味の良い水噴射をカメレオンに浴びせる。

刹那、カメレオンの身体が真っすぐ横に断たれ、ボンッと煙になった………


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