第26章 Dawn２１.師匠と弟子

また前を見据えれば、畜生道が巨大なカメレオンのような口寄せの頭に乗っている。


自｢ワシも口寄せといくかの｣


自来也も彼の口寄せの１体である"ガマケン"を口寄せした。

ガマケンはトゲトゲした二又の黒い武器と盃のような盾を持ち、相変わらず"自分は不器用なもんで…"と言う。

畜生道は何も言わず、カメレオンの飛び出た舌に乗った


自｢こいつ相手に様子見はない！最初から全力で行くからの！｣


自来也は手首辺りをガリリと噛んで、顔に新たな血の線を入れた。

そして、血が滲んだ手首を擦り合わせ、両手をパンッと合わせる。


自｢仙人モードを使う！！｣

ｶﾞﾏｹﾝ｢なっ…まさか…では！？｣

自｢そのまさか…。あの二大仙人を口寄せする!!それまで時間を稼いでくれ！｣

ｶﾞﾏｹﾝ｢わかった。不器用なりにやってみよう｣


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