【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第26章 Dawn21.師匠と弟子
―――…
小「な、なんでここに…?」
痛「昔、半蔵と木ノ葉のダンゾウが手を組んだ時、その信頼の証として"あるもの"が貢ぎ合われたたとされている…」
小「まさか…それが"これ"…?」
痛「おそらくな…」
小「でも…この男は旧雨隠れの忍よ?」
痛「…………万華鏡写輪眼…」
―――…
小南の言っている"万華鏡写輪眼"とは、飛段と角都の木ノ葉侵攻直前に旧雨隠れ残党が襲撃してきた時、ペインが倒した内の一人が持っていたものだ。
小「あの眼は移植しないの?」
その万華鏡写輪眼はまだペインたちがいる塔の中に厳重に保管されたままだ。
当然、小南はペインが移植するものと思っていた。
しかし、ペインは"いや…"と言い、また前を向いて歩き出した。
小南もそれを追うようにペインの後ろをついて歩いていく。
痛「あれは俺には必要ない」
小「なぜ…?輪廻眼と万華鏡写輪眼を持てば、今までになかった力が手に入るのよ?」
小南は静かに問いかけたが、ペインの思わぬ返答が不思議なのか、彼の横顔をチラリと見た。
痛「俺にこれ以上の力は必要ない」
ペインはただ前を真っ直ぐ見ている。
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