【NARUTO】Break&Peace ⑴【うちはオビト】
第24章 Dawn20.動物と絆-真実-
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香「サスケ!!」
やっとサスケに追いついた"蛇"のメンバー。
サスケは背中を向け、森にできた小道にぽつんと佇み、月を見上げている。
表情はわからない。
ただ彼は震えていた。
夜の暗闇の中、月明かりだけがサスケの背中を照らす。
佐「俺はーー…」
サスケの唇が薄く動くと、拳を握りしめた。
佐「木ノ葉が憎い…」
水「サスケ……」
佐「奴らのことが憎くて憎くて仕方がないッ!!!」
サスケは固く握った拳を振り、足をダンッと踏み付ける。
あまり感情を表に出さなかった彼の怒り狂った姿に、水月たちも黙り込んだ。
その時チラリと覗いた顔には、涙がいくつも流れていた。
見たことのないサスケの表情。
聞かされたイタチの真実と深い愛がサスケの中でどれ程重いものなのかを知った。
その瞬間、ハッとした香燐。
香「サスケ…!まさか木ノ葉を…」
サスケは後ろを向いたまま袖で涙を拭った。
それから、大きな深呼吸を一つする。
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