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森の歌姫

第2章 転校生


ーキーンコーンカーンコーン

忍者アカデミーの終業のチャイムがなった。忍者になるために日々切磋琢磨している子供たちが一斉に教室から飛び出していく。

「ねーねーシカマル!これからチョウジと一緒に甘味処の季節限定パフェ食べに行くんだけど、一緒に行かない?」

いのが後ろにチョウジを引き連れてシカマルを誘う。

「あー、わりー。先約あるから俺パス。」

そういってシカマルは教室を出て行ってしまった。

「なーによ、付き合い悪いわね。シカマルの癖に。先約なんてほんとにあるのかしら。めんどくさいだけでしょ。」
「でもシカマルはめんどくさかったらめんどくさいっていうよ、きっと。それにたまに先約があるっておれも遊ぶの断られたことあるし。」
「そもそも誰との約束なのよ、私たちと一緒じゃダメなワケ?ハッ、もしかして・・・!!」

そういっていのはぶつぶつと考え込む。

「いのどうしたの?」
「おかしいと思ったのよね。それなら納得がいくわ!!」 「いの?」
「よし!行くわよチョウジ!!シカマルの後をつけるわよ!!」
「えっ、ちょっと待ってよぉ~!!」

こうして二人はシカマルの後を尾行し始めた。実はこの尾行はバレバレだったことに気づくのはもっと後のこと・・・。















「彼女~??」
「そう!もしくは好きな子とか!!」
「う~ん。シカマルが~?」
「だってそれ以外ないじゃない!!私たちが一緒で困るわけなんて!!」
「そうかなあ~?」
「ほんとかどうかをこれから確かめるのよ!!」
「なるほどね~。ところでシカマルもうどっか行っちゃったよ?」
「それを早く言いなさいよ!!急いで探すわよチョウジ!あんたも手伝いなさい!!」

どこかに移動してしまったシカマルをもう一度追いかけ始めた。
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