第20章 花咲く未来
これから喧嘩することもあるだろう
「ちょっと!そんな風に包帯巻いたらバレバレでしょ!?」
「僕としてはバレバレの方が都合がいいんだよ。」
バカみたいなことで悩むかもしれない
「だーかーら、アタシは困るの!」
「いっそ見せつけるってのはどう?」
でも、それは自然な営みの一部で
「~っ!却下。」
「ちぇ、つまんないの。」
話し合ってわかり合うことがヒトは出来るから
「それより筋肉痛予防の軟膏どこ?先に白澤に塗るから貸して」
「それならそこの戸棚の中だよ。」
必ず乗り越えられると思うんだ
「ほら、早く脱いでよ。薬塗れないよ?」
「それより先にお風呂に入りたいよ。老体には朝からアレはキツいって。」
だって 【キミ】【貴方】 がいるから
「なら一緒に入って背中流してあげる。」
「じゃあお願いしようかな。」
命ある限りつたえていこう
「…ねぇ白澤」
「なんだい?」
「大好き!」
【永遠に貴方のもの】