第4章 初 体 験(♡♡)
ポケットに忍ばせていたらしい、銀色のそれをポイと放り、慎重にズボンとパンツを足から外す。痛くないのか聞けば、アドレナリンですと言われた。ソウデスカ。
よいしょよいしょと脱いでいる間、左手の方に投げられた銀のやつを手に取ってみれば、[0.02 L]の文字。おっとまじか。薄々感ずいてはいたよ、ソレ、平均より大きいんじゃないかなって。いやわたしだって初めてだからね。
それくださいね、とわたしの手から奪われる銀のスキン。自身のモノに装着するリエーフに、恐る恐る問いかける。
『ねぇ、初めてって…い、痛い、かな…』
「大丈夫です、俺が今からほぐしますから、
………エッ、待って、初めてなんすか!?」
言うタイミング逃してたし、今更照れくさくなってこくりと頷けば、まじかと口元を抑えるリエーフ。やっぱり責任重いとかあるのかな。
「絶対、は、無理かもしれないですけど、
痛くないようにゆっくり、優しくします」
そういうのは待てるんで、と自信気なリエーフ。
宣言通り、秘部に触れる指は、本当に優しくて。ゆるゆると、溢れた蜜を指にまとわせながら、入口をなぞるだけ。初めてなのに、早く入れて欲しいとまで思ってしまって、はしたないと分かっているのに、腰が跳ねる。
入れますね、と、人差し指が、つぷりと入ってくる。痛く、無い。そのまま中を押し広げるように、やわらかく指をまげ、お腹の裏側を撫でる。
『っん、りえ、ふ、それ、なんか、っ』
「ぞわぞわする?」
こくこくと頷くので精いっぱい。満足そうに笑うと、じゃあ指増やしますね、と中指も入ってくる。ばらばらと交互に動かされたり、イイトコロを探すように蠢くそれは、自分の意思で制御できなくて、そんなの当たり前だけど、異質で、異物なのに、気持ちよくて。
初めてなのに、こんなに善くていいのだろうか。
『あっ、や、やら、うごかす、の、む、り…っ』
「そろそろ、大丈夫そうですね」
ちゅぷ、と指が抜かれれば、中に残る余韻が、初めての感覚。
「ゆっくり入れるんで、でも痛かったら、
言ってくださいね、悠里が大事なので」
『わかった』
スキンを付けたソレ、くぷり、先端が入る。