第117章 家にて
私は気を失うように眠りこけてしまった。
多分寝ちゃったのは数時間。
すぐ起きてしまったのは苦しかったからだ。
ーー…重い。
暗闇の中、目を開けると零さんの右腕と右脚が乗っかっていた。
パンツは履いているが、服は着てない。もちろんホルスターは取ってくれていた。
見事なまでに抱き枕だ。
男性に足を乗せられたのは初めてだ。
ーー…重い。
絵に描いたような抱き枕だ。
ふと、零さんの顔を見上げると少年のような寝顔をしていた。
「ふぅー…」
我慢するか。
ーー…いやでも重い。
明日起きた時、何と言って怒ってやろうかな。って考えながら私は再び目を閉じた。