第69章 ご褒美
ひとしきり胸を洗ったあと、私はだんだんと暑さと蒸気のせいであたまがぼーっとしてきた。
「次は背中洗ってあげるから後ろ向いて。」
何も考えられなくて、わたしは素直に背中を安室さんに向け、手を浴室の壁に手をついた。
「んっ。」
冷たいボディソープが背中にとろりと垂らされる。
「めぐみが背中の好きなのしってるから。」
「あっ…」
耳の後ろから首筋を通って、撫でて行く指先。
ゾクゾクする。
つーーーっと背中を撫でられ、力が抜けていく。
壁に手をついて、私は後ろの安室さんを見た。
「っ。めぐみ。それはやめろ。」
「はぁ…はぁ…。」
ごくりと唾を飲む安室さん。
「我慢できなくなるだろう。」
「…?」
「そんなお尻突き出して。今すぐ入れて欲しいのか?」
「…っ!?」
そんなつもりなくて、私は首を振った。
「ここでは流石にゴム持ってきてないから後でな?」
「…!」
もとからそんなつもりなかったのに私がねだったみたいに言わないで!
お尻を大きな手ひらでぬるぬると撫でたあと、安室さんはぺたりとわたしを後ろから抱きしめた。
ボディソープのせいでぬるゆるする。
安室さんの胸板が背中に感じる。
「そろそろ流すか。」
「…ん。」
右手で後ろから私の胸を再びぬるりと揉み始め、左手でシャワーのスイッチをひねった。
途端どんどん流されて行くボディソープ。
泡立ち始めて、安室さんは手で身体を隅々まで撫でてくれた。
「、んっ…」
肩を抱きしめられて、再びキス。
舌先が私の下裏を撫でて、絡めて、吸われて…
力が入らない…
「んんっ……あむ…ろさ……もぅ、出たい。立てなっ…」
「まだここ洗ってないだろう。」
浴槽の縁に座らされ、ぐいっと膝を広げられた。
私は力が入らなくて、フラフラしそうで、手を安室さんの首に回した。