第33章 酔月 (赤井さん視点)
唇を離すと荒い息をして、口からは先程のチョコを垂らしていた。それを舐め上げ、ふたたび口付けると、めぐみは手を俺の首に回した。
「あかいさぁん」
目をトロリとさせ、顔は赤く、口からは赤い舌をのぞかせていた。
「ねっ、もっと…」
「あぁ。もちろん。」
「んっ」
先程のように逃げるわけでもなく、必死に俺に食らいつこうともがく舌を絡める。
…甘い。
「はぁ…はぁ…」
「…ここじゃ狭いな。ホテルいくか?」
「…ん。」
恥ずかしそうに頷くめぐみのおでこにキスを落とし、俺は車を走らせた。
ギアを握る俺の手をとり、キスをしてくるめぐみ。
信号で停まるたびにキスをせがんだ。
「あかいさん…ね、ちゅして…」
近くのホテルでチェックインを済ませると、まだエレベーターの中だというのにめぐみは俺の二の腕を引っ張った。
「部屋まで待つんだ。」
「ん…まてない…」
しゅんと項垂れるめぐみがかわいくて頭を撫でた。
カードキーで部屋に入ると、めぐみは靴を脱ぎ捨て、俺の服を引っ張った。
「ね…赤井さん…キスして…」
「あぁ…だが、その前に。」
俺は冷蔵庫をあけ、入っていた何種類かのアルコールの中から日本酒の瓶を取り出すと、それを口に含んだ。
そのままめぐみに口付け、飲ませた。
「あっ……」
「君にはもっと乱れてもらいたい。」
「はぁ…はぁ…」
心臓がドキドキするのか、胸を押さえている。
めぐみの眼は潤み、何とも艶めかしい。
「めぐみ…」
「赤井さん…はや…く」
俺はめぐみを布団に押し倒すと、望み通りキスをした。
「んっ…」
鼻から抜ける声がより一層俺を興奮させた。
舌を絡め吸い上げると、めぐみは震え俺の背中の服を握りしめた。
…これは堪らないな。
あの初めて会った日の夜からどれだけこうすることを望んだか。
「はぁ……もっと…」
服の上から胸の膨らみに手を添えると、めぐみは分かりやすく反応した。
「やっ…あ…」
シャツを捲り上げ、腹にキスを落とすと、めぐみは俺の頭に手を添え嫌がった。
「やっだ……キスが…いい…赤井さん…キスして…」
あくまでキス魔かーー。
抱かれたいわけじゃない…