第24章 秘密
もう何分キスをしているだろうか。
すごく長く感じる…。
安室さんはキスが好きなのだろうか…。
でも、嫌な感じがしないのは、きっと安室さんが優しく上手だからだろう。
不意に安室さんの右手が私のシャツの中に入ってきたのがわかった。
「んっ…」
驚いて私のお腹を撫でている安室さんの二の腕をつかんだ。
それでも止まることなく上に進んでいく。
温かい安室さんの指先。
ぞわりとした。
ぐっと、シャツを捲り上げられ、下着が露わになった。
先程、下着姿を見られたとは言え、また違った意味で恥ずかしい。
繋がっていた手が離され、私は恥ずかしくて手で顔を覆った。
「…コレ。」
「…?」
むにっと、私の胸を指差した。
下着のラインギリギリのとこらにつけられた赤いシルシ。
周りを指先で撫でられた。
「…っん…」
先程のキスのせいで敏感になっているようだ。
少し触れられただけで反応してしまった。
「くそ。腹が立つ。…誰だ。僕の知ってる男か?」
「…いや。知らないんじゃ…ないでしょうか…」
いや、コナンくん繋がりで実は知り合いなのだろうか…。
なんだか、重要人物だったとわかってしまってから急に『昴さん』なんて呼ぶのに抵抗ができてしまった。
「…何を考えてる?」
「え?」
「今は僕に集中。あの男のことなんて考えるな。」
「いや、安室さんが聞いてきたんじゃないですか。」
そんな横暴な。
「僕をみて、僕だけを感じてればいい。」
そう言って、安室さんはわたしの胸元に顔を埋めた。
ぺろりと舐められ、シルシのその上にまた強く吸い付かれた。
「…っ」
ちゅっと離れ、濃い赤いろに残ったキスマークを満足そうにみると、ガブリと歯を立てた。
「ひゃっ…」
背中に回った安室さんの手がホックを外すと、緩くなった下着を簡単に上に押し上げた。
「…安室…さん…お願い電気を…」
「暗い方がいいですか?」
「…恥ずかしくて死にそう。」
腕で胸を隠していると、ふふっと安室さんは微笑みベッドサイドにあったライトのスイッチを押し、薄暗くしてくれた。
窓からは綺麗な夜景。
目の前には驚くほど綺麗な美形。
未だに実感が湧かない…。