第71章 リヴァイの休日
リヴァイは強くエマの手を引き、
「こっちは朝から色々我慢してんだぞ?
なのにそんな声聞いたら、
またやりたくなるだろうが。」
と、動きを制止させる。
「……いや、だって、今回こそは……っ、
一人で昇りきり、たかった…んです!」
エマは終りの見えない階段を見上げ、
呼吸を整えようと、
故意にゆっくり深呼吸をした。
「お前にはまだ無理だ。」
リヴァイはエマの肩を押して
階段に座らせると
「休みの日は
早朝に起きる習慣なんてねぇお前が、
何で急に俺のトレーニングに
着いて来たがったんだ?」
そう言って呆れた表情でエマを見た。