第70章 結婚式後は……
「さすがに不倫しようなんて考えはねぇよ。
今日は本当に祝いに来ただけだ。な?」
何故かジャンに視線を送るナイルに、
「そっ、勿論そうです!!
これからはお二人の幸せを
静かに見守る所存です!」
ジャンはカタコトな敬語を使いつつ、
リヴァイに敬礼して見せた。
「そうか。それならいい。
これからは気を付けろ。」
リヴァイが静かにそう言ったと同時に、
ナイルとジャンは肩を撫でおろす。
その様子を見ていたエルヴィンは、
「なんだか君たちは、どこか似ているな。」
と、楽しそうにジャンの肩に手を置いた。