• テキストサイズ

自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第68章 約束の桜



不意に啜り泣く声が聞こえ、視線を向けると
ハンジがモブリットとジャンの背中を
摩っていた。

図らずも頬が緩み、自然と緊張が解れる。



ピクシスのエスコートを受けながら、
一歩一歩ゆっくりと
バージンロードを歩いて行くと
グレーベージュのタキシードを身に纏った
リヴァイの姿が徐々に近付く。

普段と雰囲気の違うソフトなリーゼントヘアは
上品で光沢のあるタキシードと
上手く調和していて
そんな姿を見ていると、
心ともなく鼓動が高鳴った。



「……意外と様になっておるな。」

ピクシスの呟きに、
エマは少し顔を綻ばす。

/ 613ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp