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自由の翼を掴む話・2【進撃の巨人】

第9章 活力の部屋、希望の人、



「ですが、さすがに
これ以上はしませんよ。」

「それは私とまだ寄りを戻す気はない、
という事か?」


エマは考え込むように
少し沈黙した後、

「まだ、ないです。と言うか、
リヴァイさんの浮気は確信に近いですが
まだリヴァイさんから
何も話を聞いていないので……」

そう言って乱暴に頭を掻く。


「確証を得られないまま、
別れるのは違う気がして。」

「君もここに帰って来た時と、
言っていることが違うじゃないか。」

エルヴィンはそう言って表情を緩めた。



「冷静に考えられるようになるのが、
なかなか早かったな。」

「……もしかして、これって
エルヴィンさんの作戦だったんですか……?」

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